2012-01-01から1年間の記事一覧

祝・future-study発足。〜future-studyのすばらしさをMongoDB勉強会の歩みの写真で振り返る〜

facebook の松尾さんの投稿で future-study の発足を知り,僕は胸が熱くなりながら「いいね」を押しておりました。 フューチャーアーキテクト(以下略してフューチャー)の有志の皆さん,future-study の発足おめでとうございます。僕とMongoDB JPの成長は,…

Treasure Data Analytics 第9回 〜Social Gaming Analytics Vol.3: 退会ユーザーに関する分析〜

はじめに 前回はチュートリアルの全ステップを通過し,登録に至るまでの状況をファンネル分析で見てきました。 その後,Register (本登録)という(ゲームを通じてたった 1 回の)アクションを経て以降は,ユーザーは日々そのゲームにログインして様々なア…

Treasure Data Analytics 第8回 〜Social Gaming Analytics Vol.2: チュートリアルにおけるファンネル分析〜

図1:チュートリアルのアクションを表現したファンネルグラフ。入口である step=1 には 8 人の user が流入したのにもかかわらず途中でどんどん離脱していき,出口である step=10 に達した user は user3 のみであることを表しています。また,チュートリア…

Treasure Data Analytics 第7回 〜Social Gaming Analytics Vol.1: イントロダクション〜

はじめに 今回から数回に渡って Social Gaming Analytics シリーズが始まります。本シリーズの目的は,特定のゲームに依存しない,一般的なアクションログから実行可能な,有用な解析手法をいくつか紹介する事です。前回のようにサンプルデータセットや解析…

Treasure Data Analytics 第6回 〜Heroku Addon からアクションログを取得する〜

はじめに 今回は Treasure Data が提供している Heroku Addon を利用して,任意のアクションログを取得する方法を紹介します。また,アクションログの取得については td-logger-ruby または td-logger-java を利用することによって Heroku 上のアプリケーシ…

Treasure Data Analytics 第5回 〜ブックレビューデータセットによるデータ解析入門(実践編2)

前回の続きです。 5. 複数のノード・アクションをまたいだ分析 前回までは主に個々のノード・アクションのセグメント分析を行ってきましたが,ここからは,複数のノード・アクション(Query 的には複数のテーブルをまたがった記述に)をまたいだ解析を行っ…

Treasure Data Analytics 第4回 〜ブックレビューデータセットによるデータ解析入門(実践編1)〜

はじめに 準備編ではデータセット:Book-Crossing Dataset を用意し, Treasure Data のツールベルト一式を導入した上でインポートし,簡単なクエリを実行するところまで行いました。本シリーズでは Treasure Data のデモアカウントが必要になりますのでま…

Treasure Data Analytics 第3回 〜ブックレビューデータセットによるデータ解析入門(準備編)〜

はじめに 前回まで Treasure Data Cloud Warehouse の紹介をしていましたが,今回からはパブリックデータを利用したデータ解析のユースケースを紹介して行きます。またこの紹介を持って td コマンドの使い方にも慣れてもらえればと思っています。 Book-Cros…

Treasure Data Analytics 第2回 〜Treasure Data Cloud Warehouse について(後編)〜

はじめに Treasure Data Cloud Warehouse(前編)では,サービスの概観を紹介しました。第2回では,実践的なデータ・アナリティクスを行う上で解決しなければならない問題をTreasure Dataではどのように解決しているのか,具体的に述べていきたいと思います…

Treasure Data Analytics 第1回 〜Treasure Data Cloud Warehouse について(前編)〜

はじめに Treasure Data Analytics シリーズは,Treasure Data の提供するクラウドサービス上で実行可能な様々なデータアナリティクスのユースケースなどを紹介して行く長いシリーズです。第1回および第2回では「Treasure Data」とは何か,またその特徴およ…

コンプガチャの数理 -ガイドラインに基づいたゲームデザイン その1-

目次 1. 『コンプガチャの数理 -コンプに必要な期待回数の計算方法について-』 2. 『「数学的ゲームデザイン」というアプローチ』 3. 『コンプガチャの数理 -ガイドラインに基づいたゲームデザイン その1-』 4. 『コンプガチャの数理 -ガイドラインに基づい…

A/Bテストの数理 - 第3回 [補足]:仮説検定の概念を改めて考える -

※ 第3回のブログを読んだけども,結局テスト(仮説検定)ってよくわかんないと言われるので,テストの概念をもう少し丁寧に説明することにした。特に「標本平均と母平均」,「帰無仮説を棄却すること」,「帰無仮説が棄却できないと何も言えないこと」につ…

A/Bテストの数理 - 第4回:実分野における9個のテストパターンについて その2 -

(前ページからの続き) 2. Hypothesis-Driven Testing 〜キャンペーン施策を事例に〜 事例6. (A/Bテスト:2つの比率の差のテスト,ただし排反データ) 問『あるメーカーAは新しいビールXを開発した。今,斬新なデザイン1を採用するか無難なデザイン2を採…

A/Bテストの数理 - 第4回:実分野における9個のテストパターンについて その1 -

スケジュール 第1回 [読み物]:『人間の感覚のみでテスト結果を判定する事の難しさについて』:人間の感覚のみでは正しくテストの判定を行うのは困難である事を説明し,テストになぜ統計的手法が必要かを感じてもらう。 第2回 [読み物]:『「何をテストすべ…

A/Bテストの数理 - 第2回:「何をテストすべきか」意義のある仮説を立てるためのヒント -

※ もはやテストの文脈と少しかけ離れた内容になっております,息抜きの読み物としてお楽しみ下さい… スケジュール 第1回 [読み物]:『人間の感覚のみでテスト結果を判定する事の難しさについて』:人間の感覚のみでは正しくテストの判定を行うのは困難であ…

A/Bテストの数理 - 第3回:テストの基本的概念と結果の解釈方法について -

スケジュール 第1回 [読み物]:『人間の感覚のみでテスト結果を判定する事の難しさについて』:人間の感覚のみでは正しくテストの判定を行うのは困難である事を説明し,テストになぜ統計的手法が必要かを感じてもらう。 第2回 [読み物]:『「何をテストすべ…

A/Bテストの数理 - 第1回:人間の感覚のみでテスト結果を判定する事の難しさについて -

データ解析の重要性が認識されつつある(?)最近でさえも,A/Bテストを始めとしたテスト( = 統計的仮説検定:以後これをテストと呼ぶ)の重要性が注目される事は少なく,またテストの多くが正しく実施・解釈されていないという現状は今も昔も変わっていない…

「数学的ゲームデザイン」というアプローチ

前回の議論をより一般化した話です。数式も少なめ。実ビジネスにおいて数学がどこまで貢献できるのかというところを理解してもらい,少なからず関心を持って頂ければ幸いです。ただしあくまで読み物として捉え,実世界ビジネスにおける違法性など指摘をする…

コンプガチャの数理 -コンプに必要な期待回数の計算方法について-

目次 1. 『コンプガチャの数理 -コンプに必要な期待回数の計算方法について-』 2. 『「数学的ゲームデザイン」というアプローチ』 3. 『コンプガチャの数理 -ガイドラインに基づいたゲームデザイン その1-』 4. 『コンプガチャの数理 -ガイドラインに基づい…