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MongoDB JPの一年を振り返り、そして今後についてお話しします

MongoDB

MongoDB JPが発足してちょうど一年が経とうとしています。発足当時まだ学生だった頃の話です。初めは小さなコミュニティだったMongoDB JPも、現在では600名近いのGoogleグループのメンバーを抱え、毎回の勉強会でも100名以上の参加者に集まって頂くような規模にまで成長してきました。
この一年でMongoDBを実運用で使われているWeb企業さんもだいぶ増えてきました。多くの方の支えと協力があっての今もなお成長し続けている事に関しては感謝の気持ちでいっぱいです。

今回は技術の話しでは無く、以下の内容でMongoDB JPのこれまでの活動と現状を振り返り、そして今後について述べていきたいと思います。

アジェンダ

  1. MongoDB JPのこれまでの活動
    • MongoDBと共に成長した一年間を簡単に振り返ります。
  2. MongoDB JPの現状の問題
    • 金銭的な問題・ドキュメント整備の問題などについて。
  3. MongoDB JPのこれからについて
    • 10genと共に今後は日本での本格展開に向けて動いていきます。
  4. 今後のMongoDBイベント
    • 今年から来年にかけて、Mongoイベントは盛りだくさんです。

1. MongoDB JPのこれまでの活動

MongoDB JPはこれまでに6回の定例勉強会(最近の開催風景第5回第6回)と、10gen主催の公式MongoDB Conferenceを1回、そしてソースコードリーディング分科会やその他の勉強会に招かれての発表など、たくさんの活動を行ってきました。僕がこれまでに書いたMongoDB関連の資料も20近くになりました。これまでの経緯を少し振り返っていきます。

第1回MongoDB勉強会

記念すべき12月の第1回勉強会CouchDB JPの方と合同で開催しました。初めての主催側の勉強会という事で段取りなどに非常に苦労したことを覚えています。リラックスなCouchな皆さんには非常に助けられました。スタッフを募り・発表資料を作り・当日はあれこれ裏方で動く…当時はそんな大変な勉強会をこれから続けていけるのかと不安でした。

MongoDB Conference in Japan

3月には10gen主催のMongoDB Conference in Japan(通称 mongotokyo)を開催しました。10genの方と密にやり取りしながら、英文メールの書き方や簡単な会話のしかたを学びました。楽天さんに会場をお借りし、技評さんに告知をお願いし、スタッフと発表者を募集し…、これらも非常に大変でしたが、世界公式のカンファレンスを日本で行える嬉しさと誇りはその苦労を遙かに上回るものでした。例え個人であっても、OSSを通じて世界のトップエンジニアとつながれるチャンスはいくらでもあるんだなぁとその時強く感じました。今思えば蒼々たる方々に発表して頂け、カンファレンス自身も成功に終わったことはMongoDBの今後の可能性を確信させてくれ、大きな自信となるものでした。
そしてまた、この時に当時スタッフとして参加してくださっていた @ さんに出会えたことは、以後のMongoDB JPの安定かつ継続的な活動ができているという意味で非常に大きな事だったと思います。

MongoDB 勉強会@フューチャーアーキテクト

それ以降の勉強会は @ さんの協力のおかげでフューチャーアーキテクトさんで開催できることになりました。常に10名近くのフューチャー社内・そして今では社外の多くのスタッフの方が勉強会の進行を支えてくれることになり、僕は運営や金銭管理のオペレーションを全て任せてしまって発表と会の進行に専念することができるようになりました。会場誘導をはじめUstream、そして懇親会の集金や準備まで全てが彼らの完璧なオペレーションの元で遂行されています。僕自身、勉強会で発表することで誰よりも自分自身が勉強になっていますので、僕は当日の司会と発表をするだけで良いというのは本当にありがたい状況です。いつもMongoDB勉強会をさせてくださっているスタッフの皆さん、本当にありがとうございます。そしてそれからも宜しくお願いします。

2. MongoDB JPの現状の問題

さて、皆さんに支えられて成長してきたMongoDB JPですが、もちろん色々と問題を抱える事にもなります。

運営資金の問題

基本的にオープンなコミュニティでありますので、勉強会などは必要な最低限の経費のみ参加者から頂くことにしています。主におやつ代と懇親会費ですね。ただ100名を超える規模になりますと当日キャンセルの方も多く、予定していた懇親会参加人数を10-20名下回るということもありました。そういった場合は数万円の赤字となってしまい、コミュニティで負担することになります。現状で僕たちは5万円近くの累積赤字を抱えています。金銭管理をうまくやれていないことに関してはきちんと反省してアクションを起こしていかないと日々反省するばかりです。

会場の問題

いつもフューチャーさんのおかげで100名を超える規模で安定してやらせてもらっていますが、フューチャーさんの会場が借りれなくなった時点で色々と問題が発生します。100名を超える人数を収容する会場を見つける事、その会場をお借りするのに必要なお金、そしてそのお金をどう捻出していくのか、など色々と大変になってしまいます。
特に来年1月に開催する第2回MongoDBカンファレンスでは、多数の参加者を見込めることから300名以上を収容できる会場が良いわけですが、まともに借りれば百万円はかかりますし、それを実現するためにたくさんのスポンサーを集めないといけません。そのために日々の仕事の合間を縫ってスポンサーを探す営業活動などをしていかないといけない、そういった所に時間をとられる懸念がありました。今回は前回に引き続き、楽天さんのご厚意によって無料で大きな会場を貸して頂く事ができました。本当にありがとうございます。他にも同時通訳を採用するのか、もしそうならその費用をどう捻出するかなどなど、コミュニティがこれだけ大きくなるとお金と時間が個人レベルではまかなえないくらいたくさんかかってしまい、もはや今までのままでは存続維持ができない状況になりつつあります。

日本語ドキュメント整備の問題

これも非常にしんどい問題です。本家のドキュメントの更新が非常に早くて翻訳が追いつかない、常に古い情報しか提供できていないという状況にあります。また、現状でドキュメント翻訳に参加している人もほぼいない状況ですので現在はほとんど行われていない状況にあります。僕も最近ほとんど訳していません…すいません…
これはきちんと呼びかけを行っていないという僕のさぼりの問題なのですが、前述した更新の速さもあってなかなかしんどいです。元々英語のドキュメントを読んでもらうようにしてもらえばありがたいというのが本音だったりします(すいません…)。

3. MongoDB JPのこれからについて

本の窓口・エンタープライズ

さて、このようにコミュニティが大きく活発で、またそれ故の問題点を多数かかえるMongoDB JPですが、現在一つの転換期を迎えようとしています。10genによるMongoDBの本格的な日本展開です。具体的には日本の中でMongoDBをサポートする窓口を設けること、また強力なパートナー企業さんを見つけ、スポンサーやエンタープライズへのMongoDBの普及を後押ししてもらう、などなどです。
現在はそのファーストステップであり、それらを実現するための活動を10genと一緒に積極的に行っていく、といった状況です。特にエンタープライズ向けへのMongoDB本格導入のために動いてくれ、将来的にMongoDBの日本の窓口の中心なってくれるパートナーさんとも手を組んでいます。彼らが10gen側と密にやりとりをしてくれ、既にエンタープライズ方面で活発に動いてくれています。僕も今後はエンタープライズの方々向けに資料を用意し、導入メリットや技術的な話しを紹介しに行くといった活動を増やしていこうと思っています。
なんにせよ、10genというアメリカのテクノロジーベンチャーが世界の中の日本という国に可能性を見いだしてくれたことはまずは非常に嬉しいことです。

ですので今後MongoDBの導入を検討されている企業さんがいらっしゃいましたら是非とも声をおかけ下さい。どのようなシーンでMongoDBが活用できるのか、そもそもMongoDBで何ができるのか、色々ご提案させて頂きます。僕としても新しいMongoDB活用事例に出会えることに関して非常にわくわくしています。

MongoDBとオープンコミュニティ

ただ僕自身、エンタープライズの領域やサポート窓口の部分は今の所は深く介入するつもりはなく、これからもMongoDBを愛する1ユーザーとして、オープンなコミュニティ活動を中心となって勢力的に行っていこうと考えています。
オープンソースの恩恵を享受している身として、その恩返しのためにもこの活動を継続的に行っていくことは僕たちエンジニアに課せられた使命でもあります。また今まで一緒にコミュニティを育ててきたMongoな面々、 @ さん、 @ さん、 @ さんを代表するフューチャーのMongoスタッフの皆さん、ソースレベルでMongoDBを語れるPFIの @ さん・ @ さん、ソースコードリーディング主催者の @ さん、そして人生の師である @ 師、またMongoDB立ち上げを後押ししてくれ、コミュニティにいつも参加してくださっている @ さん、宴会部長 @ さん、その他多数のメンバー(書ききれなくてすいません…)と共に今後ともMongoDBを通じた交流と発信を行っていくつもりです。今後とも宜しくお願いします。

4. 今後のMongoDBイベント

今後もMongoDBイベント盛りだくさんです。特に来年1月18日のmongotokyo2012は10gen側からPresidentを迎え、300名を超える規模で開催したいと考えております。ふるってご参加下さい!

mongotokyo2012について

既に募集の方が始まっています。開催一ヶ月前まではEarly Birdという通常より安い参加費で登録できます。一ヶ月を切りますと、General Admissionの価格になりますのでご注意下さい。また楽天の社員の方・発表者およびスタッフの方の参加日は無料です。ひとまずここで登録せずにお待ち下さい。本カンファレンスでは懇親会の費用をすべてこちらで負担します、カンファレンス後の懇親会まで、是非ともご参加下さい!

日付 タイトル
2011/11/15(火) 「第7回 MongoDB 勉強会 in Tokyo」〜今年最後のMongoイベント〜
2011/11/19(土)-20(日) オープンソースカンファレンス2011
2011/11/19(土) 楽天テクノロジーカンファレンス2011
2011/12/7-9 MongoDB Leader Summit & MongoSV *海外に行ってきます!
2012/1/18(水) Mongo Tokyo 2012
2012/1/27(金) エンジニアサポート新年会

今後ともMongoDB JP をどうぞ宜しくお願いします!