MongoDB JP を立ち上げました!

こんにちは、@です。本日はMongoDB JPの立ち上げに伴って、その告知と本グループにかける想いを少し書かせて頂きたいと思います。まずは改めて、

MongoDB日本ユーザー会:
MongoDB JP
を立ち上げました!興味のある方、ご登録宜しくお願いします!

記念すべき第1回勉強会&懇親会はCouchDB JPの皆様と合同で開催させて頂こうかと思っています。

2010年12月12日(日)
第1回 MongoDB & CouchDB 合同勉強会
※ 開催場所は規模などを見て後日ATNDとメーリングリストで告知します。
※ 現在MongoDBに関する発表者を募集中です。是非とも、という方がいらっしゃれば@ 宛かメーリングリストに連絡宜しくお願いします。

今回の立ち上げに当たってはCouchDB JPの@さんと@さんの温かい支援も頂きました。今後とも情報交換として、また良きライバル(!?)として交流を深めていきたいと思っています。

さて、この告知で大方の目的は果たしましたが、時間のある方は以下のアジェンダでのお話に付き合っていただければ嬉しいです。

  • 設立に至る経緯
  • 目的
  • 活動内容
  • (個人的な)目標

設立に至る経緯

業務でMongoDBを活用してみて

僕自身、MongoDBに出会ったのはつい2ヶ月程前の事です。現在アルバイトをさせてもらっている芸者東京エンターテインメントでの業務、ソーシャルアプリのログ解析(資料1資料2)において散在する各種ログを集計・集積し、かつ解析側が自由にアクセスできるような解析データストレージを検討していたところ、MongoDBに出会い、現在はソーシャルアプリ2種・1TB近くのデータ容量・10億レコード以上を保持し、解析基盤の中枢を担う役割として日々活躍してもらっています。
運用を進めるに当たって感じたことは2点ありまして、

  1. 非常に扱いやすく・高機能で様々なシーンでもっと活用できるはず
  2. 日本ではMongoDBに関する情報が圧倒的に少ない

そしてこのどちらもが今回の設立における原動力となっています。

  • 非常に扱いやすく・高機能で様々なシーンでもっと活用できるはず

実際にログ解析という用途でのMongoDBの運用でも、非常に多くの機能を最大限活用させてもらっています。スキーマレスでありながら豊富なクエリをもち、完全なインデックスをサポートし、かつレプリケーションシャーディングが非常に容易に行え、コンソールから何でも操作できて…そういった機能はログ解析に限らず様々な用途での活用にもベストな選択になりうると感じるようになりました。例えば、

のようなものがMongoDBを使うことでかなり楽にできる気がします。比較的新しいサービスが日本からもドンドンと生まれて来て欲しいなと考えています。

  • 日本ではMongoDBに関する情報が圧倒的に少ない

海外ではfoursquareの利用を始めとして、MongoDBを活用したサービスが多数存在し、かつ本家ユーザーグループでの議論がとても盛んに進んでいます。ただ、現在のところまだ日本ではMongoDBという名前はあまり知られていない現状であり、それ故に日本語の情報がとても少ないです。こういった部分がネックになってさらに利用が遠ざかっていってしまうのはとても残念なことだと思います。
日本からもMongoDBに関する情報をどんどん増やしていって、企業から個人利用に至るまで、誰でももっと気軽にMongoDBに触れるようになったらないいなと思います。さらにこちらからどんどん技術のフィードバックを出していって、MongoDBの開発自身にも貢献していければと思っています。

後は思い切りですよね

日頃業務でも社員の方々には色々MongoDBの話を聞いてもらっていたり、個人的に仲良くしていただいている@さんや@さん、 @さんとMongoな話をしていたりして、ユーザー会を立ち上げてもっとMongoDBの事を知ってほしいな、色んな人に会いたいなと思っていました。
そんな想いが募りに募ってきた頃、ちょうど先日、@さん、@さん、@さんという、PHP界の第一線を走られかつとてもMongoなアツイ方々とお酒を飲む場がありまして、「じゃあやろう!」という話でその場で盛り上がりました。そして@さんのこの強烈な後押しによって、思い切ってその日にTwitterで告知したという経緯になります。ありがたいことに非常に多くの方の反応があり・温かいお言葉をたくさん頂いて、今はなんでもっと早くやらなかったのかと思っています。まあ、本当に大切なのはこれからですからね、頑張ります^^。

目的と活動内容

何よりの目的はMongoDBの日本での普及です。普及という言葉にかける想いは、たくさんのエンジニアが門戸を叩いてくれるような「広がり」という側面と、熱心なエンジニアが議論を交わしあえたり勉強会で交流できるような「深み」を持った側面を持っています。

  • [勉強会]:定期的な勉強会を通じて技術・情報交流を進めていきます。
  • [交流]:CouchDB JPとの積極的な技術・情報交流を行ないます。
  • [ドキュメント]:MongoDB日本語ドキュメントの整備を行ないます。
  • [Q&A]:MongoDB活用に伴う問題・課題をメンバーで議論・解決していきます。
  • [イベント]:MongoDBカンファレンスの日本開催に向けての働きかけを行います。
勉強会

勉強会は積極的に開催していきたいと考えています。また他のNoSQLとの比較や、MongoDBのサービスへの活用事例、Node.jsやWebOSとの連携の話など、他の技術やコミュニティとのコラボレーションなども積極的に行って行きたいと思います。

交流

本家ユーザーグループでは常に積極的な様々議論が行われていますが、こちらでもそういった議論やQ&A、情報交流が活発になり、それが多くの方の有用な情報源となっていく場を目指します。

ドキュメント

MongoDBドキュメントの日本語訳を整備していきたいと思っています。現在の日本語ドキュメント訳は最近僕も参加させて頂いていますが、今のほとんどの部分は@さん1人の貢献に寄るものです。より多くの方々に関わって頂き、ドキュメントの整備を勧めていきたいと思っています。他にも現在出版されているMongoDBに関する本の日本語訳などもできたらと思います。

イベント

これはあくまで個人的な想いですが大きなイベント、特に全国各地で開催されているMongo Conferencesを是非とも日本で開催させたいと思っています。
foursquarebit.lyの中の人を呼んで是非ともお話を聞いてみたい!そのために10genの方々に積極的に働きかけて行きたいと思っています。それは個人的にも英語の勉強の良いモチベーションにもなりますし、頑張ります!あ、協力者も募集してます!

目標

最後に個人的な目標ですが、まずは海外で行われるMongo Conferencesに参加してきて、発表してきたいですねー。そこで色んな人と交流できればもっと色々な事ができそうな気がします!後は外国の方々にも注目されるようなサービスと技術を持った日本企業がProduction Deploymentsとして大々的に掲載されることです。
今まで色んな想いを述べさせて頂きましたが、どれも決して実現不可能なことで無いと確信しています。大事なのは”率先して手を上げること”、まずはその渦の中に飛び込んでいけば案外なんとかなるものですし、本当に困難な事があったときはきっと誰かが助けてくれると信じています。インターネット業界って、そんなステキな世界だと僕は思っています。今後とも率先してMongoDB JPの活動に取り組み、皆様に助けられながら大きくしていければと思っています。どうぞ、宜しくお願いします。